【名古屋グランパス戦レビュー】2024年6月26日Jリーグ第20節の寸評と総括
管理人のAZZIです。
今節は後半戦1発目の試合であり、天皇杯やら消防法やらコロナ虚偽やらでいろいろと因縁のある敵・グランパスとの試合でした。
今回は家族4人全員で家にてDAZN観戦となりました。お迎え行ったり、買い物行ったり、ご飯作ったりでバタバタしていて前半は見れたり見れなかったりでしたが、1人少ない相手にしっかり勝ちきってくれてよかったです。
特に今回の池内主審にとっては過去一と言っていいほどに終始毅然としていて、素晴らしいレフィリングだと感じました。
それでは早速レビューです。
試合情報
【浦和レッズ vs 名古屋グランパス】
- 試合結果:1-0(得点者:浦和/渡邊)
- 試合会場:豊田スタジアム
- 入場者数:15,796人
- 主審:池内 明彦
- 退場者:内田 宅哉
出場選手を勝手に寸評
西川周作:相手の枠内シュートがほとんどなかったため、守備面では特筆すべき部分がなかったが、ボール保持時のロングキックを相手のCBあたりに蹴り続けており、意図を感じられない場面が多かった。
佐藤瑶大:ショルツの代わりとして久しぶりの先発起用だったがクリーンシートという結果で見事一発回答。守備は安定していて、セットプレーのチャンスではターゲットとして機能していて内容は良かった。
マリウスホイブラーテン:ショルツにカタール移籍報道がでているなかで覚悟を決めたかのような魂のこもったプレーを終始披露。クリーンシートは素晴らしい結果。
石原広教: 相手の倍井や内田に好き放題やらせなかった守備はお見事。佐藤との関係性があがってくればビルドアップももっと良くなることを期待できる。
大畑歩夢:久しぶりに先発起用。対人もポジショニングもよく、文句なしの結果。クロスも改善されており相手の嫌なところに蹴れていた。
安居海渡:多くの場面で競り勝ち、地上戦でもボール奪取の連発。後ろに楽をさせることができていて、間違いなく影の功労者。
渡邊凌磨:久しぶりに攻撃的なポジションでの先発。前半早々の先制弾で自慢の攻撃力を見せつける。その後もクレバーなシーンが目立ち勝つために最善の選択を常に実行できていて文句なしのMOM。
伊藤敦樹:攻撃のタスクはソルバッケンと渡邊が担っていたため、バランスを取る時間が長く黒子に徹していた。
武田英寿:前節鹿島戦のヒーローが満を持して今季初のリーグ戦スタメン。マークのキツいところでワンタッチで叩いたり、持ち前のクロスで攻撃にリズムを作った。後半の早い時間に交代したが、もう少し見たかったが、体力的な面を考慮しての交代だと考えられる。
オラソルバッケン:前半のみの出場となったが圧巻のドリブル精度とクロスで再三の脅威となっていた。渡邊のゴールもソルバッケンの折り返しがあってこそ。
ブライアンリンセン:武田と揃ってリーグ戦初先発。常に相手のCBの嫌なことができていてゴール前での器用さも目立った。ソルバッケンとも良い連携だったため今後もみたい組み合わせ。
チアゴサンタナ:久しぶりの途中出場となったが、惜しい場面もあったりと先発しているよりも良さが出ていた。もう一度奮起してもらい激しい先発争いをしてほしい。
関根貴大:途中出場。怪我明け後久しぶりの出場となったが、まだ本調子とは言えないなか、大事をとってかわからないが途中交代。
エカニットパンヤ:途中出場。相変わらず守備レベルが高く絡めとるボール奪取は圧巻。動きにキレもあり、なぜ先発じゃないのかが謎。ただ、クロスだけが残念。
岩尾憲:途中出場。常にバランスをみながらプレー。状況をしっかり理解していて高評価。そしてこの試合の翌日に徳島ヴォルティスに移籍することになるとは思いもしなかった。
前田直輝:途中出場。ビッグチャンスが1度あったが迷わずシュートした姿勢は高評価。ただ、その後怪我で交代。
試合全体の総括
へグモ監督がJ1リーグを一巡し、日本に慣れてきたからか、いろいろとてこいれをしてきた。
一つ目が、中盤逆三角形の1アンカーから、浦和レッズが昨年まで慣れ親しんだダブルボランチに変更。
二つ目が、左SBを渡邊から大畑に変更し、渡邊をトップ下へ。
三つ目が、スタメンの大幅変更として前述の大畑のほかにリンセンと武田のスタメン起用。
これらが戦術変更がピタリとはまりあっさり先制点。
その後もソルバッケン中心に攻撃の手を緩めずに攻め続けていて非常に良かった。
後半早々に名古屋の内田がイエローカード2枚で退場してからも責め立てはしたものの2点目は遠かった。
一番気になるのは怪我人の多さ。ソルバッケンは前半終了間際に座り込んでしまい後半からは交代。途中出場した関根と前田については途中交代をしてしまった。
上位のチームが軒並み勝ち点を取りこぼしているなかでセレッソと浦和だけが勝ったため良い後半戦のスタートダッシュができたものの、ショルツ不在と酒井の移籍により後ろの選手層が非常に薄いためそういったマネジメントについても気を使っていただきたい。